オープンソースは報われない仕事。でもやるんだよ。 – 猫とC#について書くmatarilloの雑記
@matarillo さんによるOpen Source is a thankless job. We do it anyway.の翻訳。
OSSいろいろな弾不足(銭、人、そして両方の量と質)は今に始まったことでは無くて、大抵は主要メンバーの内輪もめや情熱の低下、失業なんかでダメになってしまうことも多い。また、利用の規模に対して、組織の規模が小さすぎてうまく回らなくなってしまうケースもあって、今回のOpen SSLの一件はまさにそういう例だと思う。
.NETでもMS自体がOSS化していたり、ユーザー主体のOSSのプロジェクトも増えてきているけれど、特に後者に関しては他のOSSのプロジェクトと同じ問題を抱えやすいし、Hanselman の記事にあるように潰れてしまったモノももちろんある。
人の情熱も本当はタダではないし、OSSの運用も今はGitHubやOSSならFreeで使えるCIサービスもあるので、コストは以前ほどではないものの、それでも霞でOSSのプロジェクトが動いていくわけじゃない。情熱を支えるための銭もいれば、情熱のある人たちを支える組織も必要だ。
今後.NET Foundationがどうなっていくかわからないけれど、Linux Foundationのように(それ以上に)情熱ある人たちを支える組織になってほしいと思うし、僕ら自身も、決してOSSがタダでは無いことを確認して理解しておく必要がある。
OSSにも対価が必要だ。
その対価はコードかもしれないし、ドキュメントを書くことかもしれない、バグの報告もそうかもしれない。
自分の情熱を対価とするのだ。
でも、それも出来ないというなら、黙って銭ぐらいおいて行け。
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