kanonをCent OS 5.5にインストールした場合、Gitに関するApacheの設定もオミットされるらしく、まぁしかたが無いことなので、自分で設定する必要があります。
また、GitをWevDavでアクセスするようにすると、Clone/PullはできてもPushできないとか素敵なことになるので、git-http-backendをCGIとして使用する必要があります。(こちらの方が推奨のようだし。)
まずは、その2までで、Git Coreがインストール済みとして、以下のようにGit用のApacheの設定を作成します。
また、以降の作業は、SUコマンドでrootになって作業してください。
# nano /etc/httpd/conf.d/git.conf
ファイルの内容は以下のようにします。
SetEnv GIT_PROJECT_ROOT /var/opt/kanon/git SetEnv GIT_HTTP_EXPORT_ALL ScriptAlias /git/ /usr/bin/git-http-backend/AuthType Digest AuthName kanon AuthUserFile /etc/opt/kanon/kanon_users.htdigest Require valid-user
このように設定するとkanonのプロジェクト追加コマンドで追加されたGitのリポジトリをhttpで公開し、kanonで設定したユーザーを使用するようになります。
このファイルをセーブしたら、Apacheを再起動します。
# service httpd restart
基本的にこれで問題ないはずです。うまくいかない場合には以下を参照して、ディレクトリのパーミッションやオーナーを確認してみてください。
参考:TracでGitを利用する(http://kanon.ultimania.org/?p=179)
以下は私のクライアント環境でpull, pushを実行した例。WindowsでmsysGitを使用。
$ git pull origin master Username for 'XXX.sakura.ne.jp': Password for 'XXX.sakura.ne.jp': From http://XXX.sakura.ne.jp/git/hokurikunet_speak * branch master -> FETCH_HEAD Already up-to-date. $ git push origin master Username for 'XXX.sakura.ne.jp': Password for 'XXX.sakura.ne.jp': Counting objects: 3, done. Writing objects: 100% (3/3), 220 bytes, done. Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0) To http://XXX.sakura.ne.jp/git/hokurikunet_speak/ * [new branch] master -> master
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