Microsoft Project Code Named "Velocity"

Microsoft Project Code Named "Velocity"

マイクロソフトが提供しようとしているアプリケーション用の分散キャッシュ環境のプロジェクト。

分散キャッシュ環境とはメインフレームのマルチシステム等で使用されていたチャネル接続の共有メモリをメモリ自体は各サーバーに持たして、それをネットワーク経由で高速レプリケーションすることで仮想的に実現する仕組みといえる。ああ、この説明だとメインフレームのマルチシステムの構成がわからないと何のことかわからないね。

簡単に言えばサーバーにオンメモリストレージがあって、それが各サーバー間でレプリケーションされるので、すべてのサーバー間で共通して利用できる高速のストレージのようなものが実現できる。

そして、これがキャッシュと言われるのはオンメモリにデータを持つので、結局は永続化データではないからだ。(永続化が必要なその仕組みがいる。たぶんMSはそこまで提供するんじゃないかと予想。)

高価なマルチノードクラスタシステム(ソフトウェア)の中にはこれと同様の機能を提供するものや、オンメモリRDBMSに似たような機能を提供するものも多い。ただ、いずれにせよそれらは例外なく高価なソリューションなので、マイクロソフトがこれをWindowsの標準機能として提供してくるとなると、かなりすごいことになってきていると思う。

結局70~80年代にメインフレームが確立した高負荷、高可用性対応技術がハードウェアなしでソフトウェア化し、安価に展開していくという流れは、これに限らずこれからも続いていきそうだ。

製品になるのはまだまだ先なんだろうけど、期待してみていきたいプロジェクトだ。

また、オープンソースでの分散キャッシュ環境としてはmemcachedが有名なようだ。(mixiでも使われているらしい)

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