以前書いたように、Resharper 9(R#9)に上げてからStyleCopに対する支援機能が使用できなくなり、今まではR#の持つ高度なコード編集機能やコードクリーンアップ機能でStyleCopの設定に適合するようにコードを修正することが簡単にできていましたが、R#9アップデート後出来なくなりました。これはStyleCopが提供していたR#拡張がR#9に対応していないためです。
しかしながら、kubixという方がR#9対応をしたStyleCopのR#拡張を公開しています。
まだBetaとのことですが、自分が使用した感じとしては問題が無さそうです。
セットアップ手順
事前準備
- 最新のStyleCopをインストール
- Resharper 9のインストール
R#拡張のインストール
- R#のメニューでOptionを選択する。
- “Extension Manager” を選択
- “Include prerelease packages” にチェックを入れる
- 設定を保存
- R# Extension Manager を起動する
- StyleCopで検索。以下が表示される
- インストールを選択し、インストールする
- インストール後Visual Studioを再起動する。
以上でインストールは終了です。
設定
Optionに以下のStyleCopの設定が追加されます。
また、Code Cleanapの設定にも設定が追加され、どのStylecopのスタイルを設定するか選択できるようになっています。以前より設定がやりやすくなっていると思います。
まとめ
まだBetaですが、R#9でもStyleCopに対する支援機能を使用することが出来るようになりました。
ただ、StyleCop自身が次期版として開発中の物はVSのコード分析機能の一部として機能するように設計されているので、R#での対応のさせ方も変わってくると思います。
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