書評: 新型コロナの科学-パンデミック、そして共生の未来へ (中公新書, 2625)


新型コロナの科学-パンデミック、そして共生の未来へ (中公新書, 2625)
黒木 登志夫 (著)
価格: 1,034円
中央公論新社 (2020/12/21)

ちょうどこの書評を書いている途中に東京都で新型コロナウィルスの陽性者が4桁を超え1,300人余となる事がニュースで流れた。本書はその様な本邦における現状を正しく認識する上でも重要な一冊になる。

本書では、総合的、俯瞰的に新型コロナ(COVID-19, SARS-CoV-2)について書かれている。本書内容は以下のようなことである。
新型コロナに関する字形的な事実、疫学的な解説、このウイルスの特性。各国のこのウイルスに対する対応・政策とその問題点。本邦における対応・政策と問題点、特に厚労省における、自省のメンツにこだわることによって生じる対策の遅れ、作為的な無策、医療技官の問題、官邸主導による根拠のない政策実行の問題。治療薬。医療の現場(院内感染が広まったことに対してもPCR検査を抑制しようとした厚労省に責任がある)。介護の現場。保健所の現場。そして政策的な提言を含めた共生への未来について。

本書は以上内容を含んでおり、現状における新型コロナウィルスについての最高のテキストであると思う。

ブクログより転載)

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