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書評 : C#ショートコードプログラミング第2版

C#ショートコードプログラミング 第2版 (MSDNプログラミングシリーズ)
C#ショートコードプログラミング 第2版 (MSDNプログラミングシリーズ) 川俣 晶

日経BP社 2014-01-17
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著者である川俣氏の価値観を元に、C#のコードを(簡潔では無く)出来るだけ短く書くための方法が集約されている。

この本は基本的にLinqを多用してコードを短くしていくほか、それ以外のある意味でのテクニックを使用して如何にコードを短くしていくかという点に注力された内容になっている。ただし、コードゴルフのように不必要にコードをパズル的に切り詰めて字数を少なくしようとするのでは無く、あくまでも意味のある、意味がわかる形でのコードの短さへの追求だ。

この本に書かれている内容自体全て受け入れるか、部分的に受け入れるか、全てを拒絶するかはもはや個々のコーディングに対する価値観の問題になっているような気がするので、本書を購入するかどうか迷っている人は、先ず最終章の14章を軽く目を通して、著者の価値観に自分が乗れる,ある程度は納得できるかどうかを確認してから購入する方が良いだろう。万人向けでは無いし、ましてや決して全くの初心者に勧めるものでも無いが、ある程度の経験を経て行き詰まっているようなC#プログラマなら何か目覚めることが出来るかもしれない。そこで目覚めたことが一般的な正解かどうかは保証しかねるけど。

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