JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス | |
Douglas Crockford 水野 貴明
オライリージャパン 2008-12-22 |
来年の静岡Developers勉強会 読書会の課題図書です。
JavaScriptにはその名称の決定からすでに紆余曲折あり、また、ブラウザベンダが少しずつ異なった実装をしたりといった経緯も含めて、ある種のわかりにくさや、言語仕様だけでなく「所詮はやっつけ仕事用」という、プログラマの正しいとは言えない認識から雑多な正しくない書き方が助長されている面がありますが、本書では著者が考える「正しさ」に基づいて、「正しくない」ものをふるい落とし、JavaScriptの言語文法を整理し、「正しい」JavaScriptプログラミングの姿を説明しています。
「所詮はやっつけ仕事用」と思われていたJavaScriptも、Ajaxの再発見(著者の仕事)、その後のProtoTypeやJQuery、もちろんWEBアプリケーションがコンシューマ向けサービスで主流なり、スマートフォンの登場、HTML5の登場と、周囲環境の変化がJavaScriptをプログラミング言語界の第一級市民たる言語に押し上げました。
そういった意味で、いまはJavaScriptの学習を始める、あるいは再学習する良い機会だと思いますし、本書がその際に最適な1冊になると思います。
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