今日から2日間Go AzureというWindows Azureのイベントが開かれており、参加しています。
Web サイト、VM、Virtual NetworkなどのPreviewリリース後初めて行われた大きなイベントになります。
キーノート 日本マイクロソフト 平野殿
過去の振り返り、パートナーとの戦略の披露、新機能のデモといった内容でした。
そして、緑の人が登場。
おかしい。中の人などいないはずなのに。そしてまさかの出落ち。
テクニカルセッション1 新機能 “Web サイト” で実現する Web アプリケーション高速開発
関田さんによるセッション。WEBサイトを実際に作成するデモ中心の内容。
Key noteではWebMatrixマンによるWebMatrix2でNodeを使ったデモでしたが、こちらではVisual Studio 2012を使ったデモの内容になっています。
WEBサイトとWebMatrix2の組み合わせは、下手のホスティングのエクスペリエンスを軽く凌駕していて、FTPとかであれこれしていた私はなんだったの的な経験を得られるので、一度試してみるのをお勧めします。
テクニカルセッション2 IaaS 始めました
ビデオはテクニカルセッション1のものの後半。
高添さんの登場。高添さんはいわば「重力に魂をひかれた人々」・「連邦軍」の代表とも言える人だったので、あの高添さんがAzureのデモをするなんてまるでエマ シーンのようだぐらいの衝撃を人によっては受けたと思います。
つまり、AzureのIaaS機能とVirtual Network機能はまさにオンプレミスとクラウドとの垣根を易々と越えていく軌道エレベータみたいなもので、ミノフスキークラフトとか、トランザムとかも必要なく重力を吹っ切れるものになったということなんだと理解すれば良いと思います。
個人的には仮想化すればそのままクラウドに逝く時代が本当に来ちゃったなぁという感じです。結構これを好機ととらえるか、災厄ととらえるかは結構その人の位置取りや行動規範によってくると思います。
テクニカルセッション3 Windows Azure におけるデータ中心クラウド サービス開発事始め
野村さんによるSQL Azyre改めSQLデータベースでのSQLフェデレーションのデモ、SQLデータベース、VM中のSQL Server、従来のAzureストレージを含めたストレージ選択の戦略について、そして、追加された、Webロール、Workerロールに配置するキャッシュ機能についての説明でした。
SQL Azureの容量上限の向上などもあり、Azureストレージはいらない的な話もあったりしますが、結局は適材適所なので、シナリオに応じたデータストレージの戦略が、性能的にもコスト的にも重要担ってくると思います。選択肢が増えた分、何を使うかの設計力が試されるのだと思います。
スペシャルセッション マイクロソフトは本当にオープン ソースに対してオープンか?
ビデオはテクニカルセッション3のものの後半。
丸山先生によるオープンとは何かと、オープンの重要性に対する講義。
そういう点では表題とは少しずれていると感じる人がいるかもしれない内容ではありました。
丸山先生による。クラウドコンピューティングにおいては、オープンソースであること自体と言うよりも、プロトコルやAPIがオープンであることが重要であるという指摘は重要だと思います。
1日目は緑の人の登場はあったものの、日本マイクロソフトのエバンジェリスト中心にフォーマルな内容のセッションでしたが、2日目はJAZUGメンバー中心のセッションとなるので、どうなることやら。。。
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