3DゲームファンのためのPS3の“真意”講座~PS3は"ゲーム機"ではなくコンピュータとして訴求されるべきである
SCEはその値段を肯定するためなのか解らないけど、PS3を汎用計算機として宣伝し始めている。まるで、購入すればすぐに有用なPCとして使えるかのような言い方をしている場合もある。
本当だろうか?という疑問に対しては、やはりそうではないと考えるしかない。メモリとディスクが足りない。PS3の使われる場所、接続されるものを考えた場合、AV系データの処理をさせるのが自然なPS3のPCとしての使い方だが、ハイデフ化するAV系データの処理をするにはメモリも、HDDの容量が足りない。現在発表されているもののスペックはゲームコンソール以上のものでないし、メモリに関してはハイデフ対応のゲームコンソールとしてみてもいささか少ないんじゃないかと思えるほどの容量だ。つまりは、PS3をPCとして使おうなんて考えはまぁ持たない方が良いというのが僕の結論。
確かにさぁ、X11とOpenOffice.orgは動く環境かもしれないけど、2007年にユーザーがPCに期待する仕事はしてもらえない。もうこういう事を平気でSCEの人間が言ったりするからもうSonyに夢なんて見ないんだよ。まぁただPS3の計算機使用例としてはっきりしているのは、このハードで「また」ハイパフォーマンスクラスタを作る酔狂なのがいるって事だけだよな。いっそさ、SCEがOpenMP+のライブラリ移植して、HPCシステムとして売り出したらどう?PCなんて言ってるよりそっちの方がよっぽど夢があるぜ。
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