という事で、Intel Galileoで動くWindowsの話。
Pentium 400MHz、DRAM 256MB、HDD(microSD) 32GBというのはWindows 2000の頃を振り返れば十分な構成に見え、最近のWindowsのいろいろ重たいものを除いていけば十分動かせそうな気がします。それならば動かしてしまえと言うことでも無いのでしょうが、IoTのシナリオを考えたときに、それなりの省電力で動くx86のプロセッサがあって、そこでWindowsが動くのであれば、Microsoftにとっても、我々にとってもメリットがありそうです。使い慣れたWin32APIやWindowsの環境は使いやすいですし、安心感があります。
そういう事を踏まえて始まったプロジェクトが、このWindows Developer Ptogram for IoTだと思います。
始めかた
現状完全にオープンなプロジェクトではないので、デヴェロッパー登録(現在のところ無料)が必要です。これがないとVS拡張やWindowsイメージのダウンロードが出来ません。また、Microsoftアカウントが必要です。
また、Windowsのブートイメージを格納するのに16GBもしくは32GBのmicro SDカードが必要になります。
プロジェクトのサイトに行ったら下の図の赤枠の部分をクリックして、必要事項を記入して、登録します。登録が終わってしばらくすると、登録完了の通知がメールできます。
通知が来たら、以下のサイトに行って、必要なことを行います。
デベロッパー登録が終わっていれば、以下のMicrosoft Connectのページからたどっていけば必要なもののダウンロードが出来ます。また、ダウンロードですが、大きなボタンのDownloadボタンをクリックするとFile Tranfer Managerを使用してダウンロードしようとしますが、失敗するので、表の部分の右側のダウンロードのリンクからダウンロードしてください。
Bought or updating your Intel Galileo?
開発環境となるPCのセットアップについては以下のリンクを参照してください。
Bought or updating your Intel Galileo?の手順で無事に作業が出来れば、WindowsがGalileo上でブートし、Telnetでログインできるようになるはずです。ログインまでは少し時間がかかるので、VSエクステンションインストール時にインストールされる、Galileo Watcherにボードのオンラインの表示が出てくるまでじっと我慢です。
気付き(Gen2な方々に残念なお知らせ)
Visual Studioでサンプル通りのLチカプログラムを作成し、Galileo Gen2で実行させようとしましたが、実行時ライブラリがメモリ保護違反のエクセプションを吐いて死んでしまいます。Gen2でもWindowsのブートには成功しているので、まだライブラリ他がGen2に対応できていないようです。すごい残念。
ということで、Gen2でもLチカ動かしたぜ的な情報をお待ちしています。
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