Microsoft Expression とはなんだったのか?

Expressionは、WPFをMSが始めるにあたって、そのオーサリング、デザインツールに従来のWEBオーサリングツール(と呼べればだけど)を加えたAdobeのスイートに対抗するデザインツールのスイートとして登場しました。その後、Silverlightの登場により、それらへの対応、ビデオエンコードと簡易編集のツール、プロトタイピングツールなどの追加などの強化も行われ、最終的には今のWindows 8アプリケーションまでをターゲットにしたスイートになりかかりましたが、結局そうはならず、WPF/SL/Win8といういわゆるXAML系UIのオーサリングツールであるBlendのみがVisual Studioに統合される形になり、デザインツールであった、Expression DesinerとWEBオーサリングツールであったExpression WEBは現状のままフリーとして公開、つまりこれ以上の改良やバージョンアップは無くなってしまい、スイートとしてのExpressionは事実上無くなってしまいました。

結局のところ、Blendはデザイナーと言うより、デヴェロッパーが必要とするツールで有り、それ故に生き残ることが出来、他のツールに関しては、終ぞデザイナーの支持は得られず、AdobeやCorelから乗り換えさせることは出来なかったと言うことなんでしょう。

まぁ、特にDesignerは買い物だとしても、機能も操作性も正直ひどかったと思うし、Expression WEBもAdobeの対抗製品に比べると機能的な点で追いついていないし、追いつく気も無かったように思います。

これで、一応MSはデザインツールから撤退と言うことになるとは思うのですが、それならそれで、イラストレーターやフォトショップのようなAdobeのツールに対してXAML出力アドインの拡充・提供か、IE関連のアドイン提供とかをもっと真剣にした方がいいんじゃ無いかと思ったりもします。あと、XPSも本当にどうする気なんでしょうか。XPSってただのプリンタへの送出データのことなんでしたっけ?

広げた大風呂敷をたたむにしても、もう少し丁寧にたたんだ方が良いのでは無いですかね。

とりあえず、BlendがSL5や.NET 4.5のWPFには対応してくれるようなので、一安心は一安心ですけど。

MSの発表(?)内容は以下。

Microsoft Expression Community.

One thought on “Microsoft Expression とはなんだったのか?”

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください