日本の深夜過ぎから、向こうでカンファレンスが始まっていますが、Keynoteで大方の予想通りSilverlight 5の発表があったようです。
びっくりな新機能はなく、既存機能の強化のようです。
The Future of Microsoft Silverlight | Microsoft Silverlight
さてビジネス向け機能の強化となっているところで、最初がテクスト表示の改善、次がPostScript表示のサポートです。これらはAdobe Readerの機能に直結しているので、はじめはなんてAdobeに甘いんだろう!と思ったのですが、これはそれもあるかもしれないけど、何となくMSがSilverlightでブックリーダー市場に乗り込むための布石なんだと思いました。ですので、少なくともSilverlight 5のこの部分については近いうちにWindows Phone 7にも搭載されることになるでしょう。まぁiPhone G4見て、何かを考え直しただけかもしれませんけどね。
その他、x64ランタイムがやっと提供される様なので、サイドバーガジェット作成をする人たちも一安心ですかね。
メディア関連新機能
- H.264再生時のハードウェア支援
- トリックプレイ。倍速で再生できる。
- パワーセーブ関連のイベントがとれる様になるので、メディア再生に関してもう少し柔軟にコードが書ける。
- メディア再生のリモコンサポート(詳細はよくわからない)
- DRMデータソースをシームレスにスイッチできる
ビジネス向け新機能
- テクスト表示の改善
- PostScript表示のサポート
- コンボボックスでのダブルクリックサポート
- WCFでWS-Trustのサポート他
- パフォーマンスの改善、x64のサポート
- グラフィックでのGPIサポートの強化、3D.
- Windows デスクトップ環境向けのクラスライブラリ強化
- アウトオブブラウザの強化
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