Visual Studio 2015 RCから加えられた機能の一つにGitHub連携の機能があります。
機能的にはローカルに作成したソリューションをGitHubに発行(Publish)する機能、GitHubからローカルにソリューションを複製(Clone)する機能、GitHubにRepositoryを新規に作成機能があります。
接続
Team Explorerのパネルで接続を選択します。
選択すると以下のようにGitHubへの接続の選択肢が表示されるので、Connectをクリックします。
Connectをクリックすると、以下の用のログインダイアログが表示されるので、自身のGitHubのアカウントでログインします。
ソリューションの作成からGitHubへの発行
普通にソリューションを作成して、ローカルのGitリポジトリにコミットします。
次にTeam Explorerのパネルで同期を選択すると、以下の用用に表示されるので、追加するGitHubのRepository名称、説明、Privateのする場合にはPrivateにチェックを入れて、PublishをクリックするとGitHubにレポジトリが作成されて、ソースがPushされます。
GitHubにレポジトリが作成されました。
GitHubのレポジトリからローカルにCloneする
Team ExplorerでGitHubに接続されている状態で、以下のようにファイルメニューの新規作成からリポジトリを選択します。
以下のように、GitHub上の自分のアカウントもしくは所属グループのレポジトリ一覧が表示されるので、リストからローカルにCloneするレジストリを選択し、Cloneをクリックします。
Cloneが完了すると、Team Explorerに以下のように表示されます。
これでローカルへのCloneは以上です。
そのほかの連携機能
ローカルからGitHubへ発行、もしくはGitHubからローカルへ複製(Clone)を行ったあと、Team Explorerのホーム画面は以下のようになります。
GitHubの項目が接続先を示しています。
プロジェクトの各ボタンは、以下のようになっています。
- 「変更」は従来のGitの変更のパネルに遷移します。
- 「分岐」は従来のGitの分岐のパネルに遷移します。
- 「同期」は従来のGitと同様の同期のパネルに遷移します。
- 「Pull Request」はデフォルトブラウザーでGitHubのPull Requestページを開きます。
- 「Pulse」「Graph」「Issues」も同様にデフォルトブラウザーでGitHubの該当するページを開きます。
という事で、VS中にパネルを出してIssueの閲覧管理が出来ると言うまでにはなっていないようです。
また、いわゆるGitHub Flowのサポートなども無さそうです。
まとめ
従来のGit拡張が非常にRemote周りで弱かった点を、対GitHubのみとは言え多少改善できているのではないかと思います。ただ、まだVSの中からIssue登録とか、Pull Requestが作成できると言ったわけでは無いので、これからの発展に期待と言ったところでしょうか。
あとまだバギーなので、使用に当たっては注意しましょう。
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