前回のその1で開発環境は整えることができたので、実際にGitHubからソースコードを入手し、ビルドをしてみましょう。
ソースコードの入手
まずはソースを落とし、作業に使用するフォルダを作成し、そのフォルダの右クリックでGit Bash Hereを選択しBashのコンソールを開きます。右クリックでこのコンテキストメニューが開かない場合にはスタートメニュー→Gitから選択します。
コンソールが開きます。
コンソール内で次のようにタイプします。
git clone git://github.com/IronLanguages/main.git
mainを指定指定しているのでカレントのソースコードがダウンロードされています。
ソースのダウンロードの終了です。これで最新のソースコード一式をダウンロードすることができました。
どうしてもGitを使いたくない場合にはGitHubからZIP圧縮されたソースコードを入手することができます。
ビルド
では、ソースコードを入手することができたので、ビルドをしてみましょう。
Gitを使ってソースコードを入手した場合、先ほど作成したフォルダの下にmainというフォルダができているはずです。
このフォルダを開きます。
そうすると以下のようなフォルダ構成になっています。
この中のSolutionsというフォルダを開きます。開くとVS2010のソリューションファイルが複数入っています。
後は目的に応じて各ソリューションファイルをVisual Studioで開いてビルドを実行します。
# | 対象 | ソリューションファイル |
---|---|---|
1 | IronRuby | Ruby.sln |
2 | IronPython | IronPython.sln |
3 | Tools For Visual Studio | IronStudio.sln |
インストーラーをビルドするには、msbuildでMsiフォルダのInstaller.projを使用してビルドします。普通のVisual Studioのプロジェクト、ソリューションなのでいつも通りのビルドです。
もちろんmsbuildをつかってビルドすることも可能です。
また、ビルドはできるだけカルチャをen-us設定して行うようにしたほうがいいです。できれば英語版Windowsがベストのようです。。
msbuildを使ってのビルドやmonoでのビルドの詳細についてはGitHubのWikiを参考にしてください。
GitHub Wiki:
https://github.com/IronLanguages/main/wiki/Building
#IronRuby。。なんかテスト通らないぞ。。
コメント
[…] This post was mentioned on Twitter by Tadahiro Ishisaka, katosm. katosm said: ■OPC Diary » Blog Archive » IronPython, IronRubyのビルド環境を … http://r.sm3.jp/1bCG #kato2cp […]