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計算機は再び液冷となるのか?

WIREDの記事によるとIntelがPCの冷却効果を高める一環として鉱物油による油冷を試しているらしい。上がそのビデオ。丸ごと基盤が液につかるというとCRAY-2を思い出しますが、とうとう、PCの発熱量もあの域に達したとも言えなく無さそうですね。

もっとも、CRAY-2のような空冷などあり得ない超高密度実装とは行かなくても、メインフレームが高速性の実現のためCMOSじゃなくバイポーラだった90年代初めまでは、空気なんかじゃ追いつかないので、今のPCで良くある液冷システムのようにプロセッサLSIのヒートシンクだけを水やその他液体を強制循環させる方式代わりとポピュラーでしたし。液体の方が何かと冷却効率は高くできるはず。

現実問題的には絶縁性質の合成油は発電所や変電所で使われる大容量の変圧器の絶縁油に使われてますし、絶縁性質を備え、温度伝導も良く、取り扱いの優しい合成油もがんばればできるんじゃないですかね。

ただ、大規模なDCで考えると水よりも付帯設備はめんどくさくなるとは思いますけど。油分除去して綺麗にしてから排水するための排水設備とか、消防設備の増強とか、油を漏らさないように建物自体も工夫しないと行けませんしね。いろいろと設備は必要になってくるでしょう。DCが公害源になるとかしゃれになりませんからね。

追記:

そういえば、アメリカや他の国でもいいんですけど、大規模DCでは温排水による公害や薬品処理した水の排水での公害ってまだ起きてないんですかね。

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